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2006年06月30日

“ポプラ社・小説大賞”

  今日ポプラ社小説大賞の受賞作品発表記者会見がありました。
 以前にも書きましたが、
   大賞賞金2000万円、優秀賞二作各500万円という未曾有の懸賞金。
  テーマは唯一=十代も大人も夢中になれるエンターテインメント小説=
  これって、正しく映画素材の宝庫! になると思っています。

  そして、応募総数が2760本の中から選ばれたのは、
   大賞  方波見(かたばみ)大志(26)
『3分26秒の削除ボーイズーぼくと春とこうもりとー』
   優秀賞 真田コジマ(35) 『鉄塔の上から、さようなら』
       長谷川安宅(38) 『見つめていたい娘』

 ポプラ社坂井社長と相談し、4月に形成した『小説大賞映画プロジェクトチーム』の七人のプロデューサー達は、自分が映画化を希望する作品選択を手ぐすね引いています。
 今日の記者会見も見に来ていた川崎隆P(『スーパーの女』『NANA』)曰く、
「この受賞三作以外にも映画にした面白いものが何本かはあるでしょうね」
カナダ留学後、活躍していたCM界から転身した若い村山哲Pは、若干26歳の受賞者
方波見氏の『3分26秒の削除ボーイズ』に、
「タイトルに、現在(いま)を感じますね。何かありそうですね」
 二人の意見にボクも全く同感です。
 式半ばで駆けつけた臼井正明Pと四人で、受賞パーティー後に、しばし、コーヒー談義。臼井Pは、僕のワセダの後輩でもあり、大学卒業後も16年間プルミエで映画製作に従事してきた。佐々部清監督とのコンビでできる作品を見つけられたらいいと思う。

 ボクはその後、今日から始まる『おきなわ映画際』に参加するべく、今羽田空港に向かっています。
 20時発の便で、那覇到着が22:30ですから会場がある北谷町美浜に着くのは深夜0時近くになってしまうでしょう。
15年ぶりの沖縄です。


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2006年06月05日

“あっ、という間にーー”

早いもので、あっという間に前回のブログ更新から2週間も経ってしまいました。
 『シネマサロン』も6月1日からあおい輝彦さんの配信が始まり、ついこの間大森一樹監督をゲストに迎えて収録しました。
 大森監督とは、東京国際映画祭の正式出品作品にもなった『緊急呼出し/エマージェンシー・コール』の製作で主演の真田広之君とまさに三人三脚で苦労した中。日本からわずか10人足らずのスタッフで一ヶ月のオールフィリピンロケで作り上げた作品です。その時の裏話は映画ファンなら興味深いと思います。 
 お楽しみに!

ここ二週間で観た映画は、『着信アリ/ファイナル』、黒木和男さんの遺作『紙屋悦子の青春』、『海猿』、『明日の記憶』。釜山に行って日本不在したし、打ち合わせスケジュールも連日入っていたので、もう1、2本観たかったな…という感じ。
 
 その中でも『明日の記憶』についてーーいつまで上映しているか分からないけれど、是非皆さんに劇場で観て欲しい映画です。
 それなりのお客さんが来てヒットしているようですが、爆発的な大ヒットのはならない。とてもいい作品なのに、とても残念。こういう映画が大ヒットする日本映画界なら、そして、日本の社会ならいいなぁ…と思ったりするのは、歳をとってきたからなのかな?
 横内謙介主宰の劇団『扉座』の芝居『ユタカの月』を観ました。三年振りくらいの新宿『シアター・トップス』で。久しぶりなので1階の喫茶室でコーヒーでも飲むつもりで少し早めに行ってみると、紀伊国屋横で新潮社の宮澤徹甫氏とバッタリ。二年振りくらいでコーヒーカップを挟んで四方山話し。
 宮澤氏は僕の2冊目の本『石原裕次郎の贈りもの』をPHPから出版する際に尽力してくれた人でもある。今は歴史の奥に忘れ去られようとしている三島由紀夫氏主宰の『楯の会』の一員だった宮澤氏は、僕と早稲田大学の同期でもあり、生きてきた時代が同じだけに、会話が弾む。気がつくと開演5分前。慌てて、「近々改めてね」と約束してその席を辞す。
 三島由紀夫事件の真実を知っている生き証人として、宮澤氏と70年代を語ってみたい。

 『ユタカの月』は、蓬莱竜太作、茅野イサム演出で、横内謙介作品でないだけに余り期待していなかったのだが、なかなかどうしてーー思わぬ拾い物!
 とても後味よい舞台だった。
 やはり演劇はいいねぇ!
 こういう出会いがあるから、幸せな気分になれるんだよネ!

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