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2006年09月24日

『立川談四楼独演会』

一週間が過ぎるのが、とても早いです。
 そして、スケジュール表を振り返って見ると、連日多くの様々な人と会い、話していることに驚きます。しかもひとつ、ひとつの会談がみな意義あることとして日々刻まれている――ことが、さらに驚きです。こういうのって、結果として、だらだら意味ない会見や、無駄な時間だった、と思うものが何件かあるはずなのですが、それがないんです。
 そんな毎日なので……というのが、ブログ更新怠慢の言い訳でもあります! 

 そういう多くの人との出会いの中でも、今回は、立川談四楼師匠のことを。
 ボクは実は、落語大好き人間なんです。小学校の頃はラジオで落語を聞くのが好きでした。中学生になると、テレビで寄席番組を観て、年に一度くらいの割合で、父に連れられて新宿末広亭に行ったものです。
 高校に入学して、ヨット部に所属していたボクは、もう一方で、世久須亭品句(せくすていぴんく)、恋瀬家乙女(こいせやおとめ)、河都家蛙(かわずやかえる)…などというユニークな高座名をつけて、落語を楽しんでいる落語研究会(オチケン)の連中が羨ましくてたまりませんでした。

 談四楼師匠との出会いは、三十年来の友人の根本順善監督でした。下北沢で毎偶数月に師匠が開催している落語の会に誘われたのがきっかけです。 
 今月は毎週偶数月に四谷で開催されている独演会に、前述の根本監督と拝聴に行きました。「粗忽長屋」「らくだ」という二本の演し物は非常に聞き応え、また見応えがある講座でした。寄席芸としての落語がテレビ芸化しつつある現代、新しいエンターテインメント・メディアに対して妙な偏見を持たず、かと言って、そういうものに媚びを売ることなく、寄席芸としての落語の神髄を守ろうとしている落語家だと思います。高座終了後のパーティーでの歓談も楽しいものでした。
 その歓談の中で、
「『太平洋の果実/石原裕次郎の下で』(パルコ出版、講談社文庫)は、素晴らしい青春小説です」
 と、何度も言って下さった師匠――ますます好きになってしまいました。
 談四楼師匠のことは改めて、じっくり書かせていただきたいと思います。

 今、石川県の金沢にきています。
 明日から、新装になった『飛鳥Ⅱ』での海上生活。金沢―ウラジオストック―小樽―函館―横浜、という8日間のクルージングの旅です。
 今、抱えている映画製作のことを中心に、東京生活での喧噪から離れ、日本海、オホーツク海の洋上で、色々考えてこよう思います。


 

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